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WebGlaze: Glaze開発当初、私達はデスクトップパソコンを使って作品のサンプルをオンラインポートフォリオやソーシャルメディアにアップロードしているユーザーをターゲットにしていました。 しかし、WindowsとMac 向けGlaze アプリを公開してみたところ、私達の仮定が間違っていたことに気づきました。 実は、アーチストの多くがGPU(グラフィック・プロセッサ)すらないような古いパソコンを使っていたり、タブレットやスマホをメインに使っていたのです。

WebGlaze は無償のウェブサービスで、芸術家、アーチスト達が使っているデバイスのブラウザを使って、簡単に作品をGlaze化することができます。 ウェブ上に準備されたインタフェースを使い、作品イメージをアップロードするだけの簡単な仕組みで、強度パラメータを指定してメールアドレスを入力するだけでGlazeをかけることができます。 アップロードされた作品イメージはシカゴ大学に送信され、Amazon AWS 内のGPUサーバでバイナリデータとしてGlaze処理されます。 ネットワーク通信はSSLで暗号化されて守られ、Glaze化されたイメージは、指定されたメールアドレスに返信されます。 送信完了した時点で、アップロードされたGlaze処理前と処理後のファイルは、即削除されます。 Glaze開発チームメンバーでも、アップロードされたイメージファイルを閲覧することはできない設計になっています。 WebGlazeはアーチストの皆様に、無料でご利用いただくことができmAmazon AWS 研究援助金によって各種費用を賄っています。 Amazon AWSの月々の上限に達してしまった場合には、シカゴ大学のGPUサーバーに切り替える仕組みになっています。

利用者: 私達は、デスクトップ版Glaze アプリが何らかの理由で利用不可能なユーザーのためにWebGlazeを開発しました。 古いパソコンをご利用の方、パソコンをお持ちでない方、GPUサポート機能がない方(Mac、Linux、あるいはWindowsでAMD/Intel、 またはNVidia GTX1660/1650/1550チップのためGPUサポートがない場合)は、WebGlazeをご利用ください。 ご利用のパソコン上でGlazeアプリが問題なく動作している場合は、そのままご利用いただくことをお勧めします。 パソコン上のGlazeアプリの方がGlaze処理は速く、処理時間のパラメーターもご自身で制御することが可能です。 また、他のユーザーのために、WebGlazeサーバーの負荷も下げることができます。

操作方法・招待利用制: WebGlaze は芸術家、アーチストの方々に無償でご利用いただくためのシステムで、一般ユーザーに公開する予定はありません。 WebGlaze は招待制システムを使って人間のアーチストの方のみに公開しています。 AIアーチストの方はGlazeが不要であると考えています。Glazeの利用はご遠慮ください。 AIではなく人間のアーチストであれば、履歴、経験、スタイル、スキル、手段を問わずご利用いただくことができます。 WebGlaze利用のための招待状をご希望の方は、手続き方法に従ってお申し込みください。

招待状を受け取ったら、リンクをクリックしてログインのためのユーザー登録をしてパスワードを設定してください。 一つの招待状で1回のみ登録が可能です。登録が終了した後、https://webglaze.cs.uchicago.eduからログインしてください。

イメージにGlazeを施す方法はとても簡単です。ファイル送信先のメールアドレスを入力、任意のイメージファイルを選択、Glazeの強度を指定して送信をクリックしてください。 これで完了です!

ユーザー毎に一日単位、一週間単位で利用上限が設定されています。 ファイルのアップロードが完了すると、メインページにWebGlazeサーバーの処理状況 (low/medium/high) が画面に表示されます。 レンダリング時間の設定はありませんのでご注意ください。Glaze処理は全てMedium レンダリングで設定されています。 また、オプションでご自身の履歴(Bio – ページ上部)を入力していただくと、ご自身の情報をGlaze開発チームと共有していただくことができます。 このBioに関する情報は他のユーザーには公開しませんのでご安心ください。 今後ユーザー数が増えてGPUサーバーの強化を行えるようになった時点で、一日、一週間単位のGlaze処理制限の数を増やしていきたいと考えています。

強度設定とエラー: WebGlaze (1.0)以前のバージョンでGlaze は、CLIPスコアをベースとした距離尺度を使ってGlaze効果がスタイル・ミミクリーに対し十分かどうかを自己チェックしていました。 9月下旬から10月初旬、多数のテストを重ねた結果、私達はCLIPスコアによる距離尺度方法では、スタイルによってはGlazeの及ぼす影響予測に効果的でないということに気が付きました。 CLIPスコアは特に、新しいスタイルがGlazeされたイメージ内に適切に現れているかどうかという良い指数でしたが、どれだけ古いスタイル情報が残っているかという点については測定されませんでした。 結果、場合によってオリジナルスタイルが明らかなまま残ってしまい、Glaze効果の望ましい結果を得ることができませんでした。10月初旬、WebGlze を v1.1.0、そしてその後 v.1.1. にアップグレードし、 CLIPスコアの自己チェックの仕組みを取り除き、スタイルに特化した強度値に依存する仕組みに変更しました。これによって初めてWebGlazeにイメージを送信すると、 イメージの広範囲なスタイルカテゴリを解析し、各ユーザーのアカウントにこの情報を保存する方法に変更しました。今後は、 “Default(デフォルト)”を選択して私達の推薦するあなたのスタイルに合った強度設定値として設定するか、 あるいは、MediumまたはHigherを選択してデフォルトより強度を設定できます。(“Default”設定は目視によるテストを積み重ねています。)これによってGlazzeエラーは発生しません。

よくある質問:

  • WebGlazeのリンクをクリックすると“an invalid page” エラーが表示される
    最初に送られた招待状のリンクをクリックしていませんか?招待状は一度使うと向こうになります。WebGlazeのご利用は https://webglaze.cs.uchicago.edu からアクセスしてください。
  • "Server 500" エラーが表示される
    日本のアーチストの方々で起こる現象で、ファイル名に日本語のユニコードを使っている場合に発生します。ファイル名をシングルバイトの英数字に変更してみてください。エラーを回避できます。
  • ユーザー名を忘れた
    Twitter かIGを使って@TheGlazeProject までDMでお問い合わせください。
  • WebGlazeとパソコンにインストールするGlazeアプリの違いは?
    違いはありません。唯一、WebGlazeにはレンダリング時間(Render Time)を選択するオプションはありません。

Glazeに関する詳しい情報については下記のページを参考にしてください(英語):